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放射線科

当院の放射線科では診療放射線技師4名で主にエックス線撮影検査、CT検査、MRI検査、骨密度(骨塩量)測定検査を行っています。

エックス線撮影では通常のエックス線撮影室に備えつけている装置だけでなく、救急外来において救急室専用のエックス線撮影装置を特別に備えつけており、通常よりも迅速かつ安全に救急患者様の状態を把握できるようになっています。

 

 

CT装置はGEヘルスケア社製の16列マルチスライスCT Bright Speedを備えています。骨折部位のより精密な検査や事故等の頭部外傷における早期の脳出血の把握、胸部や腹部の病変の正確な位置や大きさを把握することができます。

 

 

MRI装置はSIEMENS社製の1.5テスラ MAGNETOM Symphony a TIM Systemを備えています。
現在では検査の7割以上を脊椎や関節疾患などの整形外科領域が占め、エックス線撮影やCT検査だけでは判別できない脊椎疾患、骨折、関節軟骨や靭帯の損傷などを把握することができます。次いで頭頸部などの脳神経外科領域、四肢腫瘍などの形成外科領域、腹部などの内科領域の検査などを行っています。
また、造影剤を血管に注入することなく脳の血管や首や足の血管を撮像することもできます。

 

 

骨密度測定装置はHOLOGIC社製のQDR SERIES Discovery Cを備えています。
骨密度を測定するのに両手のレントゲンを撮影したり、超音波を用いてかかとで測定したことがある方が多いと思いますが、実は腰椎と股関節で測定を行うことが最も正確だと報告されています。
股関節は骨粗鬆症の最も深刻な症状(骨折など)がよく発生する部位といわれており、定期的な測定により骨量の増減を把握することで骨粗鬆症の予防につなげることができます。

 

 

これらの撮影された写真はデジタル化され、フィルムレスとなっておりますので現像をお待ちすることなく各診療科のモニターで医師が診断できる診療体制となっております。

安全な放射線業務を第一に迅速かつより良い画像を提供することによって、患者さま一人ひとりに信頼していただける放射線業務を目指します。